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リハビリの話8〈お風呂に入ろう〉
- 2019年09月05日
- お風呂に入る効果ってどんなもの?
体温より温度の高いお湯に浸かることで、体は温まります。
水温により10~20℃:寒浴(学校のプールの温度をイメージしてください)、20~30℃:冷浴、30~35℃:微温浴(温水プールがこの範囲にあたります)、35~40℃:温浴、40~45℃:高温浴に区別され、水治療法を行う場合は30~32℃が適温と言われていますが、関節可動域訓練など他動的に運動を行う場合37~39℃がよいと言われています。
(あまりお勧めしませんが)42℃以上の熱いお風呂を好む方もお見えになります。
体温が高くなるとどうなるのでしょうか?熱を発散させるため、血管が広がり汗をかきます。血流がよくなることで、疲労回復やコリを改善効果が期待できます。また、心肺機能の向上と発汗により、自律神経を調整する作用も期待できます。
お風呂は様々な良い効果が見込まれる一方で外から体温を変えるという意味では、体に負担がかかることになり事故に結びつくことになります。正確な知識を持ち適切な環境で、リスクを抑えながらお風呂に入りましょう。
大門リハビリ&ケアビレッジでは、40~41℃で入浴をしていただいています。もちろん利用者様の生活習慣を念頭に置きながらも障がいの内容や体調、前後の運動量に合わせ温度設定していますので、一人ひとり状況に応じて設定することになります。
一人一人に合わせて湯を張っているので正確に調整し、入浴できるのです。