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りはびりのはなし4（入浴（おふろ）の効果）
- 2015年07月06日
- ～浮力が作用します。～
入浴すると、体重は約9分の1程度になります。普段体重を支えている筋肉や関節の負担は減少し、緊張からくる脳への刺激が減少します。普段重力によって動きにくい身体が動かしやすくなります。リハビリテーションには水治療法という言葉もあります。見えない身体の負担を軽減することにより、心もリラックスします。
～水圧が作用します。～
水圧によって足にたまった血液が押し戻され、心臓の働きを活発にし、血液の循環を促進します。
また、腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させるため、空気を補うために呼吸の回数が増え心肺機能のリハビリになります。
～温熱効果があります。～
温かくなることによって皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流が良くなります。それにより体内の老廃物や疲労物質の除去、筋肉の疲れが取れます。
また、内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用もあります。腎臓の働きもよくなり、利尿作用がはたらきます。細胞が活性化し、免疫力がアップするとも言われています。（ヒートショックプロテイン（HSP）の生成によるもの）
適切な入浴は様々な身体機能向上効果を期待できます。何よりも日本人はお風呂が大好きです。この施設では障がいがあっても、この「大好き」に応えていきます。
